ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
久々に心に残り、考えさせられる本を見つけたのでご紹介したいと思います。
ご存知の方も多いかと思いますが、
ブレディみかこさん著の「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」です。
ノンフィクションの本です!!
あらすじ
英国人(夫)と日本人(妻)の子どものイギリスでの生活のお話です。
(ちなみに息子さんは体外受精で生まれたそう)
日本人の奥さん(ブレディみかこさん)はイギリスで保育士資格を取得して、ブライトンという町の「底辺保育園」で保育士をしながらライターとなります。
「元底辺中学校」に入学したみかこさんの息子が主人公です。
イギリスの「元底辺中学校」で学校生活を送る息子の前で繰り広げられる、人種差別やジェンダー、いじめ、貧富の差などが取り上げられています。
息子が実際に経験したり、目の当たりにしたことや教育現場に関わってきたみかこさんと息子とのやりとりがリアルに描かれており、考えさせられる1冊です。
感想
ネタバレになってしまうので、具体的な内容については避けますが、この本を読んだ後に感じたことはコチラ↓
「本当に差別や貧困は根深い、同じ人間なのに」
ということです。
このように書いてしまうと内容が重たく感じられますが、そのようなことはないです。
むしろ、ヘビーな問題をこんなにも身近に考える機会を与えてくれる本は他にないように思います。
人間は他と違うものを排除することで優越に浸るんだろうなとか、日本の教育でレイシズムとか詳しく学んでないよなとか…
(これから海外の人も増えるから大事ですね。)
本当に考えさせられました。
興味のある方はぜひ、読んでみてください。