日経新聞の「不妊治療に関する記事」について考える
不妊治療と社会の現状
日経新聞に「不妊治療に関係する記事」が載っていました。不妊治療をしながら仕事を探している身としては、心しておいた方がいいのかな?と思ったので、記事を元にまとめたいと思います。
※日経新聞の1/13~15、1/20に載っている記事を元に、私の興味がある所だけ取扱いたいと思いますので、詳しくは日経新聞をご覧ください。
女性の負担と少子化
女性の社会進出が徐々に叶ってきてはいるものの、待機児童や世帯収入の関係等、出産育児とキャリアの課題はまだまだ山積みのようですね。
一番印象的だった記事をご紹介します。
女性の睡眠
「日本の女性の睡眠時間は7時間15分」
と全世界の平均より1時間以上短いとのこと💦
↓理由は……
育児や家事は女性の負担が多いから
(1日当たり男性よりも3時間程長い)
※もちろん、積極的に育児をしてくれる男性もいることとは思います。
感じたこと
男性の育休充実や残業を少なくする制度は出てきていますけど、社会に浸透するまでは時間はかかりそうですね。
残業が減少しても、
手取り減少→家計圧迫→子どもいらない→少子化進む
という1つのループに陥りそうですしね。
こんな状況を社会全体で打破しないと女性の育児負担減は勿論、少子化も歯止めはかかりませんね。
不妊治療と社会
上記のように働く女性に家事・育児の負担が多いことがわかりました。
次に不妊治療と仕事の両立や体外受精の現状などの記事を紹介していきます。
不妊治療と仕事の両立
私自身、「不妊治療と仕事の両立」をされている方をブログでもお見かけするので「仕事をしている人が多いのかな?」と思っていたのですが、
今回、衝撃の記事内容を見つけましたので、具体的な数字と共にお伝えします。
↓
【「NPO法人fine」が不妊治療を経験した約5千人にアンケート調査をしたところ『96%』が仕事との両立が困難と回答。その半数が退職している。】
とのことでした。
この記事からは不妊治療のどの治療をし(おそらく全て)、仕事内容も正社員なのかパートなのかは判断不明ですが、これってすごい数字じゃないですか?(;´・ω・)💦
体外受精の現状
出生率が低下しているのにも関わらず、体外受精で生まれる子は増えており、
「約16人に1人」は体外受精で生まれている
ちなみに、体外受精の子を産む母親の年齢は40歳前後が目立つとのことでした。
体外受精の難しさ
日本では「毎年45万件」の体外受精が実施されており、これは「世界最多」だそうです。しかも、出産に至るのは約1割。
30代後半以降、卵子の質の低下等の影響で出産率は急速に下がるそうです。
※「精子も加齢に伴ってDNAに傷がついている精子増えるらしく、自然妊娠や人工授精では妊娠がしにくくなる 可能性がある」らしいです。
私は医者から体外受精をして授かるのは4割以下と聞いているのですが、この記事を踏まえると出産まで至るケースは1割ということになるのでしょうか?………。
怖くて聞けない……
↓「授かる確立4割以下」と医者に言われたときの記事です
※上記のことを不快に感じられる方もいらっしゃると思いますが、新聞からの情報です。可能性を言っているだけなので、該当されない方も大勢いらっしゃると個人的に思っております。
体外受精の費用
私は体外受精は経験したことがないのですが、
日経新聞からの情報によると「検査・採卵・凍結・融解・授精・移植」
の過程で50万前後かかることが多いそうです……
感じたこと
数字を見たら一目瞭然、「不妊治療と仕事の両立」は多くの方が大変だと考えており、社会の制度が整っていないことがよく分かりますね。
さらに、第二子の不妊治療をしている方は「仕事・不妊治療・育児」のトリプルパンチを味わっているのかもしれませんね。
退職した方が半数って日本は本当にどうなってるんだ!!?
「制度を整えて!」とも思うのですが、
例えば、会社で「不妊治療のための休暇取得OK!」等の制度を整えた所で、デリケートな問題なので利用はしづらいのが現状かもしれませんね
不妊治療はお金の問題や個人の体、気持ちの問題が複雑に絡み合っているので、本当に悩ましい問題だと思います。
体外受精に関しても、確率と金額をみると非常に難しそうです。
この現状を踏まえて、もう一度夫婦で話し合って「年齢や不妊治療、仕事やお金のことを考えていかないと」と思いました。
最後に
このブログを読み、悲観された方や不快な思いをされた方がいらっしゃたら申し訳ありません。
日経新聞の記事を元に書きましたが、私自身この情報だけが真実とは思っておりませんので、数多ある情報の1として捉えていただきたく思います。
今後、不妊治療のプランを立てる時の参考にする等、前向きに捉えて頂けると嬉しいです。
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